Killyblog

自分の絵について解説します。

Darjeeling Light

こんばんは。killyです。

最近、いや、ずっと前から他者からの愛を受けていなかった自分が愛を求め始めました。もちろん今も誰からも愛されず一人で生きている感覚に襲われているわけですが。

というわけで本日のイラスト紹介

「Darjeeling Light」です。

先ずこのタイトルの由来から…ダージリン・ティーってありますよね。その色に似た夕日の色が自分は大好きで、絵のライティングにもよく現れます。そんなダージリン・ティーのような色をした空を持つ世界があれば、どんなに綺麗で、切なくて、孤独だろうかと考えてこのタイトルにしました。

絵中の男女は、一見兄妹のように見えますが、同一人物です。前回にも書いたかも知れませんが、自分の頭の中には無数の世界が広がっています。その中の一つ、パラレルワールドの自分と恋に落ちる男の世界があります。それがこの絵になります。

男は自分のように絵を描いていて、美術大学の生徒です。彼には確かな実力があり、他の人と比べて格段に技術力の高い、ともに表現力の豊かな絵を描きます。しかし、その絵に使われる色は魅力を感じるものではなく、ごく自然な、写実的なもので周りから認められることなく埋もれてしまっています。その中で、彼は精神を病み、絵が描けなくなってしまいます。

そこで、ある日彼は不思議な夢を見ます。

「あなたはあなた、私は私。私はあなた、あなたは私。」

そう呟いた女性が右側の女性です。前回にも紹介した彼女です。

その彼女がこの男の前に夢で現れただけでなく、現実にも現れ、男に接触を図ろうとし、そこから二人の関係が始まっていく。というものです。

この男性は平行世界上の女である自分が好きになってしまう。一見すればかなりのナルシストですが。自分であっても意識は他人。そこがキーになっています。

人は自分に似た人を好きになる。というのもあるようですから…

予断ですがこの左側の男性は自分の分身です。そして、左側の女性は自分の心の支えとして頭の中に、心の中に存在しています。彼女が居なければ自分は完全に精神を病んで、この男性のようになってしまうだろうと思っています。

以上です!f:id:yuhi36653:20160926234933p:plain